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輸入キッチンには大きく分けて2種類。北米デザインの場合は伝統的なデザインからモダンなデザインまで様々ですが、木製キャビネットを使用した伝統的なスタイルの人気が高いです。ヨーロッパスタイルは洗練されたデザインが魅力。水平や垂直などの直線を生かしたシャープな雰囲気のものが多いのが特徴です。キッチンの輸入住宅ならではのこだわりスタイルについてまとめました。
伝統的な北米スタイルで多くみられる無垢材の木製キャビネット。アメリカでは豊富な木材資源をバックボーンとしてきた経緯があり、今でも多くの人に愛されています。
無垢材の種類は豊富で、それぞれ雰囲気が異なります。威風堂堂とした趣きを感じられるオーク材やチェリー材、明るい印象を与えるメープル材、アンティークな雰囲気にマッチするアルダー材、カントリー調のパイン材など…。それぞれ個性が異なるため、自身の好みや家のスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
共通点は、どれも職人が手がけた素朴な温もりのあるデザインであること。扉の表面を塗装で仕上げたものや、汚れ落ちが良いように樹脂シートを貼ったものなどもあります。
日本ではキッチンはなるべく人に見られたくないと思っている人が多いですが、欧米では逆に人に見せる場所という意識があります。
欧米の人たちは、キッチンにお客様を招いてパーティーを行なうのが一般的。そのためキッチンを作業するだけの場所ではなく、誰が見ても楽しめるように演出します。
お客様と楽しい時間を過ごすことになるキッチンやダイニング。おしゃれでデザイン性の高いキッチンが多いのが特徴です。
輸入住宅のキッチンは、それぞれ専用のメーカーの部材を組み合わせて作ります。
日本のシステムキッチンでは基本的にキャビネットからシンク、水栓金具、ガスコンロまでキッチンを構成する部材全てを用意していますので、同じメーカーから全てを選ぶのが一般的。
しかし、海外のキッチンメーカーが用意しているのはキャビネットや扉の面材などの箱のみ。シンクやガスコンロなどはそれぞれ専門の別のメーカーから選んで完成させることになります。
そのためキッチン本体は輸入製品、ガスコンロは日本の製品といった組み合わせも可能。デザイン性や使い勝手を考慮して自由に組み合わせることができます。
(2020年3月時点の調査内容です。)
※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。