公開日: |更新日:
輸入住宅を選択するのであれば細かい部分までこだわりたいところですが、妻飾りや壁飾りで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、妻飾りとは何のためのものなのかや、デメリット、選び方についてをまとめています。
妻飾りとは、住宅の屋根の部分の装飾です。住宅の側面の壁面の三角形部分を「妻」と呼ぶことから、妻部分の装飾を妻飾りと呼びます。日本では平安時代以降、神社や寺社、城郭にて確認されているのですが日本だけではなく、欧米でもシンボルとしての意味を持たせる等、家を現すデザインとして注目を集めています。
つまり、輸入住宅にて妻飾りを用意することは決して不思議なことではありません。
妻飾りはシンボル的な意味合いの強いものです。つまり、唯一無二の個性を選ぶことで、外観にアクセントを付けることができます。輸入住宅ではあっても、外観が似てしまうケースもありますが、妻飾りを用いることで外観にアクセントをもたらし、個性を演出できます。
妻飾りはシンボルです。つまり、自分の家である目印になりやすいです。小さいお子様には帰宅する際の、友人や知人が訪れる時など、目印として伝えやすいでしょう。
家の設備を変える、あるいは追加するときには大掛かりな工事が必要な物もありますが、妻飾りに関してはあくまでも外側から加えるのみなので大掛かりな工事は不要です。つまり、後から気軽に追加することも可能です。
妻飾りは機能性のあるものではありません。あくまでもシンボル的なものなので、デザインは自由です。家の中の物はデザインだけではなく機能性まで考慮しなければなりませんのでデザインに納得できないものでも採用しなければならない時もあります。
しかし妻飾りはデザインだけで自由に選べます。
地震等、家屋に強い衝撃が生じた時に妻飾りが落下するリスクがあります。また、落下の際に影響を及ぼす可能性もあります。落下した際、妻飾りが破損して近隣の家屋に損失を与えたり、通行人を負傷させるリスクもあります。
妻飾りは自由ではありますが、完全オリジナルではなく、メーカーが用意したものから選択する場合、他の家と被ってしまう可能性もあります。オリジナリティを出すはずが被ってしまったことで、かえって個性が埋もれてしまうこともあります。
妻飾りは屋根の妻部分、つまり比較的高い部分に設置しますので、メンテナンスが大変です。例えば掃除をと思ったら、自ら行うのは難しいです。損傷が目立つので交換するときだけではなく、軽くチェックするだけでも専門業者に依頼することになるでしょう。
妻飾りは鉄かアルミになりますので、それぞれの素材の特徴を踏まえ、好みの方を選びましょう。鉄の場合、経年劣化でさびてしまいますが、細かいデザインが可能です。一方アルミは劣化しにくいのがメリットですが、細かいデザインの種類はアイアンのほうが多いでしょう。
妻飾りはシンボルにもなりますのでデザインも重要ですが、家との付き合いはその後数十年に及ぶものです。そのため、家を購入する時の感覚だけではなく、「その後数十年掲げるデザイン」である点を踏まえて選びましょう。
建物の雰囲気に合わせることも大切です。シックなデザインの輸入住宅に派手・奇抜な妻飾りは似合いません。建物の雰囲気にマッチした妻飾りを採用してこそ、妻飾りの良さも引き立ちますので建物の雰囲気との親和性も考慮しましょう。
妻飾りを採用するのであれば、後からではなく住宅を建てる時期に注文した方がコストパフォーマンスが高いです。建てる時であれば足場も組み立てますので、建築作業と同時に妻飾りの設置が可能です。
しかし建てた後での依頼の場合、妻飾り設置のためだけに足場を組み、人足を募るなど余計なコストがかかってしまいます。
妻飾りはDIYの一環として取り上げられることもあるのですが、設置にあたっては専門的な知識が必要です。先に挙げたように落下リスクもありますし、適切な設置環境の構築も求められます。
自らで設置した場合、見た目は良くとも機能的には不完全で、何らかの形で落下してしまったり、あるいは壁面に傷をつけてしまったりすることにもなりかねません。専門家に相談して進めた方が良いでしょう。
(2020年3月時点の調査内容です。)
引用元:スウェーデンハウス公式HP(https://www.swedenhouse.co.jp/voice/corner/exterior/)
△
セミオーダー
1984年
北欧産ほか
あり
引用元:天草ハウジング公式HP(https://www.amakusa.co.jp/seko/s_blaregn/s-karuizawa-2.html)
◎
完全自由設計
1977年
北米・カナダ
あり
引用元:メープルホームズ公式HP(http://www.maplehomes.co.jp/case/timber/)
◎
完全自由設計
1986年
北米
-
※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。