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東欧風や北欧風など、日本家屋にはない魅力をたくさん持っている輸入住宅。しかし、輸入住宅の魅力を最大限に引き出すには、外観やカラーリングだけでなく雑貨も重要です。ここでは、輸入住宅の魅力をより一層引き立ててくれるたくさんの雑貨を紹介していきます。
ベランダにあるエアコンの室外機は、一見おしゃれさとは無縁のものに見えます。しかし、室外機カバーを設置することでおしゃれな雑貨を置くための場所に早変わり。
たとえば、ベランダにたくさんのプランターや植木鉢などを置いているなら、エアコンの室外機カバーもそれに合わせて木製のものを設置して、周囲の雰囲気に合わせましょう。木材を買ってきて自作するのもいいかもしれません。また、エアコンの室外機に限らず、美観を損ねるものについてはカバーを付けて目立たなくするという方法は有効です。
さまざまな物品を整理するためのシェルフも、少しの工夫でおしゃれなアイテムにできます。たとえば、どうしてもおしゃれさよりも生活感が出てしまいやすいサニタリーでも、シェルフを周囲のカラーリングと合わせたものにするだけでおしゃれな空間にできます。さらに、タオルや化粧品などの置き方に工夫を凝らすことで、まるでお店のような雰囲気にすることができるでしょう。
キッチンの調味料や化粧品などをただ置いているだけではおしゃれにはなりません。しかし、そうした物品を収納する容器を変えるだけで、その場の雰囲気は随分変わるものなのです。たとえば、サニタリールームやバスルームに収納する洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品も、そのまま棚に入れておくのではなく、網カゴなどのおしゃれなケースに入れ替えるだけで、素敵なインテリアになります。また、そうした消耗品を入れておく棚にはガーランドなどのアクセサリーを着けるなどの工夫をすると、無機質な棚があっという間にアクセサリーショップのような華やかさになります。
余っている木箱や板も、少しの工夫で優れたインテリアにできます。たとえば、ガーデニングをする際にもただ他にレンガで区切っただけの畑を作るのではなく、木箱の中に小さな鉢植えを並べたり、余った板を組み合わせて棚を作ったりするだけでも雰囲気のある庭が簡単に作れます。DIYというとどうしてもイチからすべてを作らなくてはいけない、難しいといったイメージがあります。しかし、余り物をうまく活用することで手軽に内装に彩りを与えてくれる雑貨にすることができるのです。
喫茶店などでよく見かける、メニューが書いてあるコルクボード。こうしたアイテムも内容をおしゃれにするのに役立ちます。気がついたらマグネットやメモだらけでゴチャゴチャの状態になりがちな冷蔵庫のパネル。そこにメモ用のコルクボードを貼り付けておくと、それだけでキッチンの雰囲気が大きく変わるでしょう。また、家の各所に買い物メモや外出メモとして配置しておくと、おしゃれな雰囲気とともに機能性も得られます。
さまざまな物品を収める容器や棚などを自然素材で統一すると、ナチュラルな雰囲気が出せます。たとえば、グラスなどの食器もただ並べておくのではなく、バスケットに入れておくだけでお店のような雰囲気を簡単に出すことができるのです。また、バスケットにはレースなどをかけておくとさらにおしゃれで、なおかつ清涼感を演出できます。
収納棚なども、木目が目立つ自然素材を用いるだけで、温かみのある空間を実現可能。特に、壁や床に無垢材を用いた木造住宅に配置すると、統一感が出るのでおすすめです。明るいイメージをさらに強調したい場合は、かごなどに観葉植物を入れてみるのもいいでしょう。
生花が華やかなイメージを与えてくれるアイテムだとしたら、ドライフラワーは静謐なイメージをもたらしてくれるアイテムであると言えるでしょう。そのため、ドライフラワーは寝室や書斎といった落ち着いた雰囲気にしたい場所に置くのが適しています。特に、寝室にドライフラワーを置く際には、いっしょに柔らかい光を与えてくれる小型のルームライトがあるといいでしょう。ドライフラワーの持つ静かな雰囲気を、ルームライトの優しい光が引き立ててくれます。
ベッドルームをゴージャスな雰囲気にしたければ外せないのがルームカーテンです。特に、細やかなレースの入ったルームカーテンがあると繊細な雰囲気にできます。まるでお姫様のような気分になれるベッドルームには、枕やシーツ、クッションなどの寝具も淡いカラーリングのものを選ぶといいでしょう。
一口に「おしゃれな家」と言っても、そのバリエーションはさまざま。特に、デザインの傾向や素材がそれぞれ異なる輸入住宅ではなおさらです。そのため、前述したような雑貨をうまく利用するためには、はじめにデザインのテーマを決める必要があります。デザインの方向性と言い換えてもいいでしょう。
ナチュラルな雰囲気にしたいのか、インダストリアルな小物を揃えたいのか、モダンアンティーク調にしたいのか。そうしたテーマを決めるところが、雑貨をどういう方向性で用いるかを決めるスタート地点となるのです。
内装のデザインは、意外性を求めて異なるコンセプトを共存させる場合もありますが、基本的にはカラーリングや質感を統一したほうが望ましいでしょう。しかし、共通のテーマで調度品や雑貨を揃えたはずが、いざ配置してみると統一感がないということもよくあるもの。そうした事態を防ぐには、素材や塗料を種類ではなく同じ製造会社や業者で統一することです。同じレッドの塗料であっても、メーカーが異なるとその色味も微妙に違うもの。そのため、メーカーがバラバラな塗料や素材を用いることはおすすめできません。
お部屋を飾るインテリアや雑貨は、ただの飾りではありません。そのため、カラーリングやデザインだけでなく、機能面もきちんとチェックしておく必要があります。たとえば、テーブルなら部屋の広さに合わせて高さや幅を調節できるものを選ぶ、じゃまにならないように折りたたんで収納できる椅子を使うといった選択が大切なのです。棚にしても、おしゃれなだけでなく必要なスペースを十分確保できるか、どのくらいの重さに耐えられるかなどが重要です。インテリアや雑貨は、部屋を彩るアイテムであると同時に実用品であることを忘れないようにしましょう。
(2020年3月時点の調査内容です。)
※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。