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輸入住宅でバルコニーを建てるのであれば覚えておくべきこと

輸入住宅といえば国産住宅にはない個性的な設備が特徴ですが、バルコニーやテラスもその一つです。せっかくの輸入住宅なので、バルコニーも個性的なものにしたい考えている人もいると思いますが、バルコニーを設置するのであれば、覚えておくべき点がいくつかあります。

バルコニーやベランダの違いとは?

バルコニー

イタリア語の「バルコーネ」からバルコニーとなりました。建物から張り出している、屋根のないスペースを指します。ルーフバルコニーもバルコニーの一種で、2階以上に設置され、手すりが付いています。

ルーフバルコニー

バルコニーよりも広く、かつ屋根がないスペースです。洗濯物を干すだけではなく、アウトドアや憩いの場としても活用されています。屋根がないので開放感がありますが、悪天候時に機能しなくなる点がデメリットです。基本的には2階以上に設置されるので、プライバシーに優れている点もメリットで、多目的スペース的に活用されるケースも多いです。

ベランダ

ポルトガル語の「ヴァランダ」に語源を持つもので、建物から張り出した屋根のあるスペースです。ちなみに階数を問いませんので、1階ではあっても建物から張り出し、かつ屋根のあるスペースは厳密にはベランダとなることから、日本家屋の縁側や下屋も広義ではベランダに分類される設備です。
決して面積で区別するものではありませんので、マンションにおけるエアコン室外機を置くためだけのサービスバルコニーも広義ではベランダに分類されます。

ポーチリビング

ポーチリビングは輸入住宅ならではな設備です。ポーチとなっているので厳密には建物外のスペースではありますがリビングやキッチンと続いており、洋画ではポーチリビングにてバーベキューやパーティーを行うことも多いです。空間的な場所としては「外」ですが、リビングやキッチンと続いているので「部屋」としてとらえられています。

ウッドデッキ

ウッドデッキとは木を土台にしたテラスです。開放感だけではなく、木製であることから自然な雰囲気を楽しめるのもポイントで、家族の憩いの場として活用されるケースが多いです。
屋根はありませんので部屋としてではなく、あくまでも屋外スペースとしての活用となりますが、清潔感を保ち裸足で使用するケースが一般的です。
ウッドデッキに関してはあくまでも「木製のテラス」になりますので、決して面積で決まることはありません。狭い面積ではあってもウッドデッキはウッドデッキです。
一方で、メンテナンスが重要です。木材になりますので、何もしなければ腐食が進みます。そのため、木材に樹脂を混ぜたメンテナンス不要の擬木によるウッドデッキも登場しています。

バルコニーの建築事例

イエローレンガに白が映える

個性的なデザインの輸入住宅の中でも一際存在感を放っているバルコニーです。形もさることながら、白とレンガのコントラストが特徴的です。もちろん決して奇をてらっただけではなく、実用性のあるバルコニーとなっており、洗濯物を干すこともできるなど、上質感と実用性を両立したバルコニーの家となっています。

天草ハウジングの北欧スタイルの家 画像引用元:天草ハウジング公式(https://www.amakusa.co.jp/seko/s_svenskahus/上質な暮らしにこだわった北欧スタイルの家%E3%80%80t.html)

リビングと一体化したバルコニー

バルコニーではありますが、リビングと一体化している個性的なデザインとなっています。21坪の敷地を活かすためにビルトインガレージを採用するだけではなく、バルコニーとリビングを一体化させることで部屋の開放感を演出。また、ただ広さを求めただけではなくデザインにもこだわっており、カラーリングと併せて独特の存在感を発揮しています。

スウェーデンハウスの3階建て住宅 画像引用元:スウェーデンハウス公式(https://www.swedenhouse.co.jp/voice/detail.php?seq=284&img_id=2985)

リゾート感が楽しめる

住居というよりも、まるでホテルのリゾート感を楽しめるような雰囲気の家屋となっています。また、カラーリングの境界線にバルコニーを設置した点もポイントで、バルコニーがごく自然な形で建物に溶け込んでいます。バルコニーだけではなく、建物全体の雰囲気がリゾート感・非日常感を楽しめるスタイルとなっています。

メープルホームズ施工のバルコニー 画像引用元:メープルホームズ公式(https://www.maplehomes.co.jp/case/ny9/)

休日にのんびり楽しめるスペース

一見するとボックスタイプとしてはオーソドックスなマイホームに見えますが、バルコニーは木目となっていることから、素足でのアクセスが可能です。日差しの確度等まで考えて作られていることから、のんびりできるスペースとなりました。また、バルコニーにアクセスしやすいよう、窓も広々としたものを採用し、開放感を演出しています。

画像引用元:フローレンスガーデン公式(https://www.florence-garden.com/works/w28-t/)

まとめ

バルコニーにも様々な種類があることが分かっていただけたのではないでしょうか。そのため、バルコニーを検討するのであれば、これまでにバルコニー建設の実績のある業者はもちろんですが、柔軟な対応が可能な業者を選ぶことも大切です。
バルコニーは一度建てた後は簡単には交換できません。事前に綿密なシミュレーションが求められますし、緻密なシミュレーションのためにはコミュニケーションも重要になりますので、柔軟性の有無は重要なポイントです。

Area selection
当サイトで紹介している、本社を東京に構える住宅メーカーで、
輸入住宅事業の歴史が長い3社を紹介

(2020年3月時点の調査内容です。)

スウェーデンハウス

スウェーデンハウス

引用元:スウェーデンハウス公式HP(https://www.swedenhouse.co.jp/voice/corner/exterior/)

設計方法


セミオーダー

設立

1984年

本物素材

北欧産ほか

都内モデルハウス

あり

天草ハウジング

天草ハウジング

引用元:天草ハウジング公式HP(https://www.amakusa.co.jp/seko/s_blaregn/s-karuizawa-2.html)

設計方法


完全自由設計

設立

1977年

本物素材

北米・カナダ

都内モデルハウス

あり

メープルホームズ

メープルホームズ

引用元:メープルホームズ公式HP(http://www.maplehomes.co.jp/case/timber/)

設計方法


完全自由設計

設立

1986年

本物素材

北米

都内モデルハウス

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※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。