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せっかく輸入住宅で外観や内装にこだわったのだったら、インテリアも細部までこだわりたいところ。インテリアの輸入住宅ならではのこだわりスタイルについてまとめました。
インテリアを購入する際に気を付けたいのは、スタイルのテイストを統一するということ。
気に入ったインテリアや家具をただ何も考えずに購入し配置すると、チグハグな印象になってしまいます。イメージ通りの輸入住宅を完成させるために、インテリアのスタイル統一を心がけましょう。
クラシックは優美で華美なデザイン。曲線的なフォルムに装飾性の高いスタイルです。
コンテンポラリーはシャープでスタイリッシュなデザインで明快なカラーが特徴的。
カントリーは木や石、レンガなどの素材が印象的なスタイル。素朴でナチュラルなデザインが魅力的です。
アンティークのインテリアは100年以上経過した家具のこと。100年以下のものはビンテージ家具と呼びます。
輸入住宅の特徴は何と言っても開放的で贅沢な大空間。間取りがオープンなことも多く、家具を自在に配置できるのも魅力のひとつ。
そのため家具やインテリアを置くことで部屋のイメージが変わってしまうこともあり、配置方法にはセンスや個性が問われます。基本的なポイントを紹介します。
まずは家具の色や素材を揃えること。統一感のある空間が演出可能になります。
壁にとけ込む色や素材を選べば部屋に広がりを持たせることもできますし、低めの家具を揃えるのも効果的です。カーテンやクロスなどにもこだわるとよいでしょう。
また家具をシンメトリーに配置すると、落ち着きのある空間に。
リビングやダイニングなど各部屋の空間を超えてラインを連続させると、全体的に統一感のある住まいを演出できます。
照明器具は室内の明るさを調整するのはもちろんですが、インテリアの一部としても重要な役割を担っています。
室内照明を選ぶ際、日本の住宅でよく見るシーリングライトは極力避けましょう。室内が均一的に明るく照らされるのは機能的ではありますが、せっかく他の内装を凝っても輸入住宅っぽさはなくなります。代わりに、空間を彩るシャンデリアや間接照明を設置すれば、雰囲気づくりに一役買ってくれます。
設置時は、部屋の広さやレイアウトを確かめ、家具で光を遮断しないように場所を確かめておくのがおすすめ。スタイルに合わせて個性とムードを演出する照明を選び、おしゃれな雰囲気を演出しましょう。
日本の住宅で照明といえば、シーリングライトやペンダントライトなど、部屋全体を明るくする機器が一般的です。 輸入住宅でのライトは、シャンデリアなどのペンダントライトや天井のダウンライト、壁を照らすウォールウォッシャー、部屋の角を照らすフロアスタンドや足元を照らすフットライトなど、多彩な照明を組み合わせて、部屋の雰囲気を引き出すように照らします。
間接照明は、折り上げ天井など、光源の光を壁などに当てることで、反射光で室内を照らします。
主にリビングや寝室など、落ち着いた雰囲気を演出したい場合に適した照明です。間接照明にもさまざまな種類があり、スポットライトやフロアスタンドライト、卓上スランドライトやブラケットライトがあげられます。
スポットライトは、天井またはライディングレールを取り付け、ピンポイントで一部分を照らすライトです。オブジェや絵などを照らしたり、壁に照らしたりすることでウォールウォッシャーにもなります。
可動域の広いスポットライトでは、天井に光を当てることで部屋の高さを協調し、開放感を演出してくれる他、光のグラデーションが生まれることでリラックスでムードを引き出すことができます。
フロアスタンドライトは、床に置くタイプのライトで、置き場所を移動できるのがポイントです。さまざまな材質やデザインのものがあり、シェード型やグローブ型、トーチ型やスポットライト型などがあります。
ライトそのものにも存在感があり、インテリアとして楽しめますが、ソファーなどの家具を照らすことで、その家具の存在感が高まるといった効果があります。
卓上スタンドライトは、その名の通りデスクやテーブルの上に置くことで、手元を明るく照らしてくれるライトです。最近では外装にこだわったものや機能性にこだわったものが多く、おしゃれな書斎を作ることも可能です。
また、コンパクトであることから、持ち運びや電源の確保がしやすいといったメリットがあります。形式は置くだけのスタンド式や、本棚・机の天板などに固定して使用するクランプ式、また天板に挟むだけのクリップ式があります。
ブラケットライトとは、壁や柱に取り付けるタイプのライトのことを指します。取り付け位置によって壁の印象を変え、室内だけではなく玄関灯としてもよく使用されています。
また、壁を照らして明るくするものはウォールウォッシャーと呼ばれています。壁に光を当てることで、部屋に明かりの濃淡が生まれ、立体感を演出することで部屋が広く見えるといった効果があります。
(2020年3月時点の調査内容です。)
※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。