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建築、入居までの流れ

輸入住宅の家づくりの流れは日本建築の場合とあまり変わりません。基本は家族と理想の形を話し合い、業者としっかりコミュニケーションをとることです。以下で具体的な流れを見ていきましょう。

業者を決めるまでに必要なこと

まずは、情報収集をしっかりすることで、どんな家に住みたいかイメージを持つことです。輸入住宅と一口に言っても、海外諸国の風土や気候によって住宅の雰囲気は全く異なります。
日本でも注目を集める「北欧スタイル」は、自然素材や洗練されたデザインが魅力的。外壁にレンガを使うなどクラシックな重厚感が漂う「英国スタイル」、丸太をたくさん使ったログハウスも根強い人気があります。
住宅雑誌やインターネットなどで施工事例をリサーチすることも大切ですが、実際に複数の輸入住宅ハウスメーカーに足を運ぶことが重要です。
モデルハウスや見学会などのイベントに家族みんなで参加し、こだわりたい部分やコスト面の限度などを話し合って「理想のマイホーム像」を作り、家族で共有しましょう。

土地探しから契約までの流れ

家づくりはハウスメーカーへの相談が重要です。実際にハウスメーカーと契約するまでの流れをおさえておきましょう。

土地探しと地盤調査

土地探しは輸入住宅で重要なポイントです。住宅が周りの環境や景観と合っているかどうかという点も大切な要素。
例えば、純和風な街並みの中に、北欧系の住宅が建ってしまうと、景観を損ねるとして不満が出てしまうこともあるでしょう。景観法が適用されているエリアなら、建築許可が下りないことも考えられます。建てようとしている輸入住宅がそのエリアに合っているかどうかも検討しましょう。
自分たちで土地を持っていない場合は、業者に土地探しからお願いすることになります。建築のことをよく考えず土地を購入すると、後で地盤の整備が必要と分かり、追加費用が必要となったり、敷地の形が希望の間取りに収まらなかったりするなどの失敗が生じることもあります。プロの目線で土地を厳選してもらえば、そういった心配もなく安心です。

間取りなどのヒアリング

どんな雰囲気の家にしたいか、外観や間取りはどうしたいかなど、家族構成やライフスタイルなどを踏まえて業者が聞き取っていきます。まだ具体的にイメージが固まっていなくても断片的でいいので、自分たちが希望することや優先順位などをしっかり伝えておきましょう。

業者によるプレゼンテーション

ヒアリングで伝えた内容から具体的なマイホーム案が形になったプレゼンテーションを業者から受けます。夢が膨らむ瞬間です。ここまでは無料という業者が多いようです。
家の全体図や細かい間取りに加え、費用の明細書が提示されます。予算を大きくオーバーしていないか、理想と現実を照らし合わせるポイントにもなります。
内容に納得できれば、契約して家づくりがスタートします。

契約から引き渡しまで

複数のハウスメーカーとの打ち合わせやプレゼンが終わり、いよいよどのハウスメーカーに家づくりをお願いするかが決まった後の流れを見ていきましょう。

詳細打ち合わせ

契約内容を踏まえて間取りや設備などを再確認。インテリアや壁紙、照明など細かい部分まで決めていきます。内装にこだわるトータルコーディネートができるハウスメーカーも多いので、お家丸ごとデザインしたい方におすすめです。

地鎮祭から着工へ

造成工事、基礎工事着手前に「地鎮祭」を行うのが一般的です。その土地に住む神様に、家を建てる報告と許可を得るための儀式です。敷地を清めたり、工事の安全も祈願します。
一般には神式で神主さんが行いますが、仏式やキリスト教式に対応できるハウスメーカーもあります。地鎮祭を終えたら、いよいよ工事が始まります。

上棟

屋根など住宅の構造部分が設置された状態です。上棟されたら、窓や設備の位置を確認するために、改めて打ち合わせが行われ、地鎮祭と同じように「上棟式」という神事が執り行われることが一般的です。

竣工、引き渡し

ついにマイホームが完成しました。現場管理者など業者による竣工検査が行われ、打ち合わせの内容通りの施工となっているか確認します。さらに、施主主が仕上がり具合を確認する「施主検査」もあります。
設備の取り扱い方法やお手入れ方法の説明を受け、鍵が渡されます。新生活のスタートです。

Area selection
当サイトで紹介している、本社を東京に構える住宅メーカーで、
輸入住宅事業の歴史が長い3社を紹介

(2020年3月時点の調査内容です。)

スウェーデンハウス

スウェーデンハウス

引用元:スウェーデンハウス公式HP(https://www.swedenhouse.co.jp/voice/corner/exterior/)

設計方法


セミオーダー

設立

1984年

本物素材

北欧産ほか

都内モデルハウス

あり

天草ハウジング

天草ハウジング

引用元:天草ハウジング公式HP(https://www.amakusa.co.jp/seko/s_blaregn/s-karuizawa-2.html)

設計方法


完全自由設計

設立

1977年

本物素材

北米・カナダ

都内モデルハウス

あり

メープルホームズ

メープルホームズ

引用元:メープルホームズ公式HP(http://www.maplehomes.co.jp/case/timber/)

設計方法


完全自由設計

設立

1986年

本物素材

北米

都内モデルハウス

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※各社の設計方法について、このサイト内では下記定義づけしています。
・完全自由設計とは、既存プランや既存パーツを組み合わせるのではなく、施工主の要望に合わせて間取りや素材を要望通りに設計・施工してくれる住宅。
・セミオーダーとは、ある程度決められたパターンの中から、好きなものを組み合わせて設計・施工をしてくれる住宅。
・自由設計とは、設備の仕様は建築会社指定になりますが、間取りを希望通りに決めることができる住宅。